暮らしに生きるフィレテアード(in Buenos Aires)

Posted on 2019-12-12 by nakajima

10月(2019)に「fileteado」を「アルゼンチンの大衆アート」として、その概要をあったかギャラリーで紹介させていただきましたが、コンテンツを作りながら「アルゼンチンの街中で、日常に生きるフィレテアード…」をもっと見てみたいものだ、と思ったものです。

 

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フィレテアード(Fileteado Porteño)はアルゼンチンで親しまれている装飾で、20世紀初頭にブエノスアイレスの街で生まれた大衆アート。
少数のイタリア人移民により制作されたそのデザインスタイルはポスターなどの印刷媒体から、広告やファッションに広がりを見せ、その陽気な世界観は南米各地に波及…。

 

「暮らしに生きるフィレテアード」あるいは「風景の一部としてのフィレテアード」に興味がある旨を、ブエノスアイレス(アルゼンチン)在住の友人に話したところ、早速写真を送ってくれましたので、ぜひご覧いただきたいと思います。

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これらの写真はブエノスアイレスで撮影されたものですが、一番多いのはボカ地区のカミニート近辺で撮ったもの。

 

「ボカ地区はブエノスで一番初めの港ができた場所で、この港で仕事をしていた殆どがイタリアの移民だったの。
港に船が入ると、船乗り達は酒場に行くんだよね。
そこでタンゴが生まれたわけ。(で、タンゴの故郷とも言われている。)
イタリア移民によって始まったと言われるフィレテアードがこの地区に多く見られるのも分かるよね。
(今では港は他に移ってしまったので、港としては機能していないんだけどね…)」

(ブエノスアイレス在住:Takeuchiさん談)

 

ボカ地区はカラフルなペンキで塗られた街並みでも有名。
しかし、観光化されたカミニートを一歩違う通りに入り込むと、スリなどの被害が多発するヤバい所なので歩くのは昼間だけにしたいもの…とも言われているらしいのですが…(真偽の程は今度、Takeuchiさんに聞いてみましょう!)

 

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近所のカフェ。今どきのお洒落カフェではなく、昔からやっている言うなればオヤジカフェ。現地在住の私にとって、お気に入りのカフェのひとつ。___019___

 

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私お気に入りの、そんなカフェのテーブルにもフィレテアードがあしらわれている。___020___

 

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写真は全てTakeuchiさんの撮影によるものです。

異国で生きるために何にでも挑戦し、苦難を乗り越えながら二人の子供を立派に育て上げた、私の尊敬する方です。
明るく前向きな彼女は、現在も日本語を教えたりガイドをしたりと非常に多忙な生活を送っています。
そんな中わざわざ当ギャラリーのために撮影してくださり、約40枚の写真を送ってくれました。
とても感謝しています。

ありがとうございました!!

 

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今でこそ小さな花屋が細々営業しているが、10年程前までは夜中から朝方まで仕入れの業者で賑わっていたものだ。 かつてここには、今は移転してしまった大きな花市場があったのだ。__029__

 

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そこの花屋さんの看板。…ここにもフィレテアードがある。___030___

 

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市内の書店__031__

 

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市内の書店__032__

 

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市内の書店__033__

 

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市内の書店__034__

 

 


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