原 賢翏 個展

Posted on 2021-10-22 by nakajima

アーティストの原賢翏さんから個展開催の案内が届きました。
原さんは、古代亀甲文字を題材とした表現活動を行う新分野の創作家・芸術家グループ「墨刻」を主宰しています。

個展は来月11/2(火)からです。(M16 Gallery 江東区冬木22-32 森芳ビル1F)
お時間のある方はぜひ会場でご覧になってはいかがでしょうか。
(原さんが会場にいれば、ひとつひとつ丁寧に説明してくれるでしょう。酒好きで気さくな楽しいオヤジさん、ってカンジです♫)

個展ではどんな作品が展示されるかわかりませんが、割と最近作成された作品をここにアップしてみました。
漢字の成り立ちやエピソードを見るだけでも楽しいと思います。

1「殷監不遠 (殷を鑑みて遠からず)」
夏王朝は悦楽に耽って殷に滅ぼされた。
その殷もまた酒宴に興じて周に滅ぼされた。
周はこれに鑑みて謹厳実直に治世を
行わねばならぬ。
若い国王・成王の施政を佑けた周公の戒めの言葉に由来する。

 

 

2「魂 / Soul 」 H 210 × W 140cm
神の気配 (雲に隠れた龍神の尻尾が垂れ下がる形)と死者の魂の姿。

 

3

骨肉 / Flesh and bones 」H210×W140cm
残骨と、儀式の為に切り分けた犠牲の肉片の形。

4

「晶 / Crystal, twinkle 」 H 97cm×w 90cm.
Chinese ink on paper.
中国古代文字。
晶は現代の漢字では「日」が3つですが、
もとの字は太陽の象形ではなく
光がキラキラする様子を表す四角形
(中の点は有るもの、無いものがあります) が3つある形。
(「星」の上部の「日」も同じもので
星のきらめきを表しています。)

 

 

5

「囧 (ケイ) WINDOW 」 H:131cm×W:205cm.
中国古代文字。祭壇の丸い窓の形。
神の意志は月明りとなってこの窓から降下する。



「墨刻の道」原 賢翏 個展のご案内

11月2日 11:00~11月14日 16:00
M16 Gallery
江東区冬木22-32 森芳ビル1F

 

個展案内_1

 

個展案内_2


 


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