小さな仙台の風景画

Posted on 2018-11-21 by nakajima

10月の休日、仙台のギャラリーで水彩画の個展を見てきました。
2015年4月にあったかギャラリーでは初めてご紹介した、イラストレーター山本重也さんによる仙台初の個展です。
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「この人の画力は尋常ではないぞぉ〜…一度お会いしたいもんだなぁ…」と以前から思っていた私でしたが…「ボク今度、中嶋さんが住んでる仙台に移住します。」と本人から連絡を受けビックリしたのが一年前の秋。
引っ越しの翌日、重也さんをアトリエから連れ出し、友人の店でお茶を飲んだのが昨日のようです。

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あっという間の一年でしたが、その間彼は毎日1枚、仙台の風景を描き続けていたんですね。
…秋、冬、春、夏、そしてちょうど季節が一巡した10月、365枚の絵をお披露目する「小さな仙台の風景画 山本重也個展」を開催したというわけです。

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ギャラリーでシゲさんに制作エピソードをちょっぴりうかがいました。

ゴリ
「毎日1枚…マラソンみたいだけど、いつからやってるんですか?」

シゲ
「とにかく先ず始めよう思ったのが15年前ですよ。最初は花瓶とか身の回りのものを描いてましたね。」

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ゴリ
「よく続けられましたよね。」

シゲ
「いや、10日もすると、もう何をかいたらいいかわからなくなったんですよ…で、散歩してたら、あ、風景だったら飽きない、どんどん描ける…って思って、それがきっかけかな…今まで続いたのは。」

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ゴリ
「シゲさんは、写真を撮って、それをベースに家で描くじゃないですか。オレが思うに、それって写生とは違うと思うのね。イメージを現場で頭の中で作っておいて、写真はあくまで手助けというか、素材だと思うんだけど…」

シゲ
「そう、そう…現場でイメージは作ってしまう。だから、いらないものや邪魔なものは描かないし、人がほしいと思ったら、そこに登場させるし…」

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ゴリ
「ほとんどがハガキ大のサイズですね。何か理由はあるんですか?」

シゲ
「小さいと、無理なく続けられるんですよ。ザックリ描こうが、しっかり描き込もうが1枚は1枚なんで…」

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こんな話をしながら、
いわゆる観光スポットではない、日常の風景、雨の日や雪の日にもテーマを見いだしブラッシュアップし続ける…そんな姿勢に求道者的な側面を感じながら365枚の絵を鑑賞してきました。

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山本重也氏 2018.10.28 (個展会場 ART SPACE YOUTO/1to2 Bldg にて)

 

 

 

 


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