明治の写真家 玉村康三郎
Posted on 2016-12-19 by nakajima
玉村康三郎は日本で観光促進用の写真を撮った最初のフォトグラファーと言われています。
100年以上前の日本の人々の暮らし、さまざまな風景…。
長崎大学附属図書館所蔵のコレクションよりご覧ください。
これらの作品群は当時の西欧の人々にとってはもちろん珍しかったでしょうが、現代の日本に暮らす私たちにも新鮮なものを感じさせてくれます。
玉村康三郎は1856年(安政3年)江戸に生まれました。1868年(明治元年)金丸源三から写真術を学び始め、1875年(明治7年)独立して東京浅草で写真スタジオを開業します。
1897年(明治29年)から翌年にかけては、ボストンの出版社の依頼で、100万枚とも言われる日本の名勝・風俗の彩色写真の生産を行いました。これらの写真は、岡倉天心によるエッセイ、小川一真のコロタイプ製版写真と併せ、”Japan”と題した豪華アルバムシリーズとして発売されたのでした。
写真集は、それまで知られる事がなかった日本の風景・生活を伝える大きな役割を果たしたことでしょう。
玉村康三郎の写真は以下のサイトでより詳しく御覧頂けます。
どうぞご覧ください。
長崎大学付属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース
http://oldphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/jp/list.php?req=1&target=Kozaburo
当コンテンツ「明治の写真家 玉村康三郎」は
長崎大学附属図書館様の許可をいただき写真を掲載しております。
ご協力に感謝いたします。
ありがとうございました。
(あったかギャラリー館長 中嶋)
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