「かないくん」という絵本『詩集ノボノボ』より
Posted on 2017-01-20 by nakajima
一冊の本が一週間前に届いた
「かないくん」という絵本だ
こんなにも 心を震わせるとは思わなかった
谷川俊太郎さんのたった一篇の詩に
松本大洋さんが2年を費やして描いたという
見開き24枚の絵は とても静かだ
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「かないくん」という絵本〜『詩集ノボノボ』より〜
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一篇の詩のようなエッセイに触発され、絵本「かないくん」を読んでみました。
谷川俊太郎氏が文章を書き、松本大洋氏が作画を、祖父江慎氏がブックデザインを担当し、糸井重里氏が企画監修といった顔ぶれ。
昭和の子供たちの風景と現代の若い女性の目線で「いのち」を俯瞰する、昭和6年〜昭和42年生まれのお爺さんとおじさん達によるコラボの傑作かもしれません。
かつて漫画家としての松本大洋氏の作品を見た時、ただ者ではないと感じたのですが、この絵本を見た時はその画力に納得したものです。
私にとって詩人の谷川俊太郎氏は、昭和のアニメ鉄腕アトムの主題歌の作詞家としてや漫画スヌーピーの翻訳家として、子供の頃より親近感がありました。
そして出版界やデザイン界、広告界で活躍する祖父江氏と糸井氏…。
昭和が育んだ、文学、漫画、童画、デザインなどの才能がここで自然に解け合ってる…個人的にはそんな印象も受けました。
上記の『詩集ノボノボ』(川嶋信雄)の他に、「かないくん」の関連サイトをリンクさせましたので、どうぞご覧ください。
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