7thJIBART
Posted on 2024-06-23 by nakajima
私の地元である、宮城県大崎市にゆかりのある作家が作品をもちよって展示する「地場のARTの展覧会〜JIBART展」。
今年も6月11日から一週間、大崎市古川で開催されましたが、今回で7年目を迎えたとのこと。
そのJIBART展から、大坂祥春さん(大崎市在住秋田県出身)の作品をフィーチャーしてみました。
赤を基調にした意欲的な大作です。
作者自身による解説とともに作品を紹介させていただきます。
「道標(どうひょう)」シリーズがここ数年私の制作テーマ。
どこにでもある何の変哲もないパイロンが絵の主人公=私自身である。
イメージの源泉となるものは、20代後半、車を運転しながら眺めた心象風景。
ぼんやり記憶の奥底に眠っていて、当時はそれを絵で表現することすらなかった(できなかった)。
今、こうして若かりし自分を励ますように、体内を駆け巡る血液を色彩のメインカラーに据えて描いてみると、当時の自分にも同じように描かせてみたくなる。
もう50代だけど、最近やっと青春時代にやるべきことを終えた気がする。
新しい地平から描いた自作を、今は見てみたい。
次にご覧いただくのは、東京在住の黒羽根義浩さんの油彩画。
(彼の作品は昨年のJIBART展でも紹介しましたが、私の後輩でもあるので、ついまた紹介したくなります♬)
「黒羽根くんの絵は佐伯祐三を彷彿とさせるものがあるよね。」
「そうなんですよ!俺って若い頃から彼の作品が大好きなんですよね〜。」
(佐伯祐三とは、ヴラマンクの影響を受けた大正、昭和初期の画家。私も大好きな作家です。)
その他にも、母校の先輩・後輩、友人や知り合いが力作を展示・発表していた今回のJIBART展。
ぜひ来年もまた紹介させていただこうと思います。
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