黒羽根スケッチ
Posted on 2025-11-21 by nakajima
私の地元、宮城県大崎市出身のアーティスト黒羽根くん(kurobane,yosihiro)の美しいスケッチをご覧ください。
6月に会った時、フランスへ取材旅行に行くと話してましたが、その時のスケッチですね。
絵の下に添えられたキャプションもまた、味わいというか旅の臨場感があっていいものです♫

1_旅のスケッチⅠ(アンジェ)
紙にボールペン、水彩
アンジェ城から見下ろした街の風景。
遠方に見える尖塔はサン・モーリス大聖堂。
柱から花が開くような天井までの曲線や薔薇模様のステンドグラスがとても美しいと言われているが、工事中で中には入れなかった(泣)。

2_旅のスケッチⅡ(トレマロ礼拝堂)
紙にボールペン、水彩
横から見るとこんな感じ。
観光客はアメリカ人と思しき御夫婦のみ‥‥。
観光スポットとまではいっていないようです。

3_旅のスケッチⅢ(地元の人々)
紙にボールペン、水彩
滞在中は猛暑でマイリマシタ。
暑くて体が動かないときは喫茶店などの屋内で人間ウォッチに勤しんでおりました。

4_旅のスケッチⅣ(ロクロナン)
紙にボールペン、水彩
「フランスで最も美しい村」のひとつ。
突き当たりに見えるのはサン・ロナン教会。
他にあまり見ない独特の造形です。
個人的に石造りの建物が好みなので充分堪能できましたが、(ここに限ったことではないですが)観光地化が進んでいて中世の香りがあまりしなかったナァ。

5_旅のスケッチⅤ(ロクロナン寸景)
紙にボールペン、水彩
あまり力を入れすぎないこと、短時間で片付けること、これがスケッチのポイントだと個人的には思います。
これでも描き過ぎかもしれません。
6_旅のスケッチⅥ(ロクロナン寸景その2)
紙にボールペン、水彩
左頁下の看板は相当昔に描かれたものと思いますが、実に味があって気に入りました。
持ち帰りたいぐらいでしたがそうもいかないので描き留めることにしました。(何の看板かはワカリマセン。)

7_旅のスケッチⅦ(カンペール・カトリック教会)
紙にボールペン、水彩
立派な教会ながら観光案内に載っていない。
この国にはこのような建築物が至る所に在ります。
カンペールは陶器の街で有名(らしい)です。
この教会の対面に工房があったので覗いてみましたが・・・チト高い。

8_旅のスケッチⅧ(カンペール・屋内マルシェ)
紙にボールペン、水彩
市場で働く人々(特に女性)は概ね恰幅が良い。
スズキやオマール海老が新鮮で実に美味そうでした。

9_旅のスケッチⅨ(車窓から)
紙にボールペン、水彩
カンペールよりパリへ向かうTGV(高速鉄道)車窓から。
田園風景が延々と続きます。
(さすがにこれは撮影した写真を基に描きました。)

10_旅のスケッチⅩ(パリ)
紙にボールペン、水彩
クーポール(La Coupole)はかつてダリ、ピカソ、フジタ、ジャコメッティ、マン・レイ、サルトル、ボーヴォワール等大勢の巨匠が集ったカフェ(といってもレストランに近い)。
そこで夕食を摂った際、自分の斜向いに座ったのが右頁の気品のある御夫人。
(無断でモデルにしたことお許しを。)

11_旅のスケッチXI(サンス)
紙にボールペン、水彩
あまり知られていませんがブルゴーニュ地方の入口と言われている街です。
この地域あたりから赤い屋根が目立ってきます。
川辺に建つサン・モーリス教会が見たくて訪ねましたが残念ながら工事中でした(泣)。

12_旅のスケッチⅫ(パリ・ノートルダム大聖堂)
紙にボールペン、水彩
大火災に遭ってから6年が経ちました。
この角度から見るとそうでもないですが、全体的には修復の竣工は暫く先といった感じです。
聖堂の中には入れるようでしたが、長い行列と猛暑のため断念しました。
…以上、ブルターニュ地方をメインにした10日ほどのフランス取材旅行での、黒羽根画伯によるスケッチ…。
酷い円安&物価高のため貧乏旅行だったとのことですが、いやいや…どれも素敵な作品で、収穫の多い旅だったんじゃないでしょうか。
黒羽根くん、どうもお疲れ様でした♫
(取材地:ナント、アンジェ、カンペール、ロクロナン、ポン・タヴァン、パリ、サンス)
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