ようこそ あったかギャラリーへ

Posted on 2012-06-08 by nakajima

Welcome to our “Attaka Gallery”.

What we value comes from what we attune to.
Now, more than ever, we must awaken our sensitivity to the world.
As we ponder, our attention should always be on the humane in humanity.

すべての人々が取りもどす必要があるものとは、言葉の母胎である「感性」です。

 

アートのめざすもの

アートのめざすものは「美しいものやこと」です。

「美しいものやこと」は「生命にとって善きものやこと」です。

これは人間、いや、社会にとって究極の「目的」ではないでしょうか?

さらに「アート」はすべてが「独創」です。

私たち、いやあらゆる存在が、一人ひとり、一つひとつの「独創」であるように。

 

 

人々が問いかけたもの

社会に「アートの魂」が充満していたら、人々は「リーマン」や「原発」にこう問うたことでしょう。

「それは美しいこと?」「それは善きこと?」

残念ながら私たちの問いかけは違っていました。

「それは儲かること?」「それは楽できること?」

しかも、そのための「犠牲」については考えることもなく。

そして今、これだけの災害が発生しても、人々の多くがそのような「問いかけ」をまだ続けています

 

アーティストの問いかけ

しかし周りをよく見ると、それとは違った考えや感性の方々がいます。

世界中のアーティストたち。日本でも多くのミュージシャンや俳優や作家たち。

私たちの精神形成に意識的、無意識的問わず大きな影響を与えてくれた人々。

彼ら「アーティスト」をはじめ「アートに携わる人々」「アートを愛する人々」のほとんどは本来の問いかけをしています。

「それは美しいこと?」「それは善きこと?」と。

 

 

「ネットの美術館」構想へ

私は「アート」を大事にしていきたいと強く思っています。

自分の人生にも、自分がいる会社にも、自分の関係する社会にも。

そして今、その一歩を進めようとしています。

それが、ネットの美術館「あったかギャラリー」です。

「アートへの想い」を共有する友人デザイナーたちと、日々養い続けていきたいと思っています。

そしていつか館内が、あふれるばかりの「アート」でうめつくされることを夢想しています。

 

「あったかギャラリー」って何?

「あったかギャラリー」とはこのようなものです。

日本国内はじめ、世界中のプロ、アマ問わず真摯なアーティストの良質な作品をネットを通して発見し紹介していきます。

ジャンルはできるだけ広くしていきたいと思います。

作家と意思疎通を図り、それぞれのアーティストに喜んでいただけるような(サイバー)空間のつくり、閲覧の仕方を多様に工夫していきます。

ここはだれでもが観覧できるネット・ギャラリーです。

ネットならではの特性を活かし、様々な企画展を数多く行っていきます。

 

「ショップ」は心をつなぐ

ギャラリーでは「ショップ」の可能性も探っていければと思います。
(現在は行なっておりませんが、あくまで「理想的な可能性」として…)

「あったかギャラリー」は作品展示が主体ですが、アーティストの希望により作品を仲介することもできればと考えています。

アーティストが譲渡してもよいという作品があれば、それを紹介し仲介するしくみです。

ここでは「お金」の新しい「生きた使い方」を実験したいと思っています。

「アート」が関係したお金は、ひとりでに「善きこと」に使われていくようにしたいと思っているのです。

しかし、「あったかギャラリー」は基本的に「美術館」であり、「利益」を目的にしてはおりませんので、誤解なきようにお願いします。

 

私が「アート」を大事と思うわけ

私が「アート」を大事と思うのはこんなことからです。

良質な「アート」に出会ったとき、人は心の奥に眠っている感性が目を覚まします。

「oh!」という感嘆や、背中がゾクゾクする感覚とともに。

そして気づきます。心の「原風景」に。

「原風景」は様々な感動を引き起こします。

「愛おしさ」「切なさ」「郷愁」「慈愛」「爽快」「野生の輝き」「弾けるいのち」「雄々しさ」…………

「感動」は人を変えます。

それは「善き出発点」をはっきりさせ、考えや行動を変えるきっかけとなるからです。

言葉が言葉自体の迷路にはまり、「効率」がすべてを席巻し、暴走していると私が思うこの社会。

すべての人々が取りもどす必要があるものとは、言葉の母胎である「感性」です。

それを「アート」は再び与えてくれるのです。

 

あったかギャラリー主宰 川嶋信雄

 

写真提供
Midori McCabe ©Midori McCabe 2013(“New Year, New Work, New Show” in Gallery House, Palo Alto, CA, USA)

原 賢翏 ©Kenryo Hara 2013


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