半沢マリ Hanzawa,Mari

Posted on 2015-11-22 by nakajima

カラフルでありながら、素朴な親しみとユーモア、そしてどこか懐かしささえ感じる作品たち。
宮城県出身、半沢マリさんの〈コケシエンヌ〉をご紹介します。
きっかけとなったのは、東日本大震災。
宮城県石巻市に隣接した登米市が故郷である半沢さんは、震災後の変わり果てた地を見て何かできることをしたい、と毎月訪れては様々な活動を行ってきました。
仮設に住むおばちゃん達の仕事になる手芸品を製作販売したいとの依頼を受け、始めたのが編みぐるみ。
「浜の近くに住むおばちゃん達は本当に元気で、被災したことに負けてなんかいなかった。むしろ、私の方が何かをもらったと思っている」
自分自身も熱中し、夢中で作り続けているうちに、コケシのアイディアがふと浮かんだそうです。

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コケシエンヌ デビュー展

 

 

 

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コケシエンヌ デビュー展

 

 

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きよちゃん(人気No.1?)

きよちゃん(人気No.1?)

 

 

 

ラブリーなかなちゃん

ラブリーなかなちゃん

 

 

 

 

 

いじわるそうな加藤さん

いじわるそうな加藤さん

 

 

 

 

千代ちゃん。。つぶらな瞳

千代ちゃん。。つぶらな瞳

 

 

 

 

控えめなみーちゃん

控えめなみーちゃん

 

 

 

 

セクシーな。。えつ子さん

セクシーな。。えつ子さん

 

 

 

藤子さん_何ともいえないたたずまい

藤子さん_何ともいえないたたずまい

 

 

 

 

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in New York  2014

in New York 2014

 

 

 

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ちびっこコケシエンヌ 2014

 

 

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2014ちびっこコケシエンヌ

 

 

 

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2014_SICF展にて

 

 

 

 

 

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作家コメント(半沢マリ)

Coquésienneと書いてコケシエンヌと読みます。同じマンションの階下に住む写真評論家の飯沢耕太郎さんに命名して頂きました。

きっかけは東日本大震災。実家は宮城県登米市。石巻市や南三陸町に隣接しています。震災後、変わり果てた故郷の姿を目の当たりにし、何か自分が出来る事をと毎月訪れてはいろいろな活動を続けていました。

昨年の1月下旬、被災地でパイプ役をしてくれている南三陸のカオル君から、地元特産のわかめをモチーフに、仮設に住むおばちゃん達の手仕事になる手芸品を製作、販売したいと新たな依頼を受けました。

手芸無縁で生きてきた私になんと無茶な相談、それもワカメがモチーフ?ってと思いはしたものの、隠し持っていた自分の中のクリエイティブ魂に火がついたのはこの時だったのかもしれません。
試行錯誤の2ヶ月後、無事、彼のネットショップも開店、編みぐるみのキーホルダー「ワカメンジャー」そして第二弾「むりくりとらちゃん」も考案し、現在も細々ですが浜の女性陣の手仕事になっています。

一仕事終えた春、2ヶ月前に始めたばかりの編みぐるみ作りにのめり込んでいる自分がいました。とにかく落ち着いたんです。とても…。

止まらない製作意欲でいろいろな物を作っていましたが、ある日、ふと気づき、作ったコケシ。自分でも驚くほど愛おしく懐かしくそして新しさを感じました。

生まれた時から身近にあった東北の伝統工芸品であるコケシをベースに、未熟な腕と自分の持つ感性を織り交ぜ出来上がったコケシエンヌ。
今ではこれまた初めてカメラを手にし、そのコケシエンヌ達を東北各地で自ら撮影しています。
写真家である夫、半沢克夫のマネージャーとして妻として長年裏方に徹してきた私ですが、この度まさかまさかのクリエイターデビューさせて頂く事となりました。
震災後、多くの人々との出会いがこの想像し得なかった新たな展開へと導いてくれたと感じています。
アバンギャルドで懐かしいそして新しい、前代未聞の完成度の低さをあえて楽しんで頂けたら幸いです。

〜半沢マリ コケシエンヌ デビュー展〜紹介WEBサイトより
〈BTF〉http://shopbtf.com/at/hanzawamari.html?mt=8

 

 

Right after huge earthquake had happened on March 11, 2011, I went back to my hometown in Miyagi every month for volunteering.
Though I’ve done so many things to get people back to normal life there as a volunteer, I would like to do something special as an artist to cheer up people in Tohoku; it was the time when”Coquesienne” knitted doll which has shape of KOKESHI was born.
KOKESHI is one of the most famous souvenirs which is handmade wooden doll made by local craftsman in Miyagi prefecture from Edo era (late 18th century).
I would like to continue creating them and be a new icon of restoration of Tohoku, Japan.

 

 

 

 参考サイト
〈半沢様blog〉http://d.hatena.ne.jp/coquesienne/touch
〈TRANSIT〉http://www.transit.ne.jp/contents/info/2013/04/post-228.php
〈AG GALLERY〉http://aggallerybrooklyn.com/2014/05/02/new-artists-from-japan/
〈馬場中山カオル商店様blog〉http://www.chibakaoru.jp/diary/201304/diary20130405.html
〈中野様blog〉http://blog.glam.jp/azusa_nakano/2013/03/20/

 

 

 

 


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